ちょっと古い話で恐縮ですが、GIGAZINEの編集長がぶっちゃけたことが波紋を呼んでいたという話です。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100802_gigazine_job/
最初読んだときは、イチ経営者として「わかるなあ」と思ったりもしたのですが、事実はそんな浅い話ではなく。
いまでは、「クビになった/退職した人」の意見も(本人であるかどうかは知りませんが、それなりに説得力のある内容でした)
出ている状況ですので、思ったことを書こうかと思います。
まず、GIGAZINEの編集長(山崎さん)が言っていることは、
ベンチャー会社を設立した側の論理としては正しいと思います。
ベンチャーはキレイごとだけではやれません。当然のように給料は激安です。
理由は簡単で、「最大限、金稼ぎなんかやらず自社がやりたいことにリソースをつぎ込むから」です。
もちろん土日なんてありません。特にITベンチャーなんか大抵はどこもそうだと思っているのですが、
平日はフツーに客先常駐して日銭を稼ぎ、土日で自社が本当にやりたい事に時間をつぎ込まなければなりません。
これが「楽しい」と思える人でないと、全く付いて来られないと思います。
ただその一方で、10人以上も人を抱える規模になってくると、そうも言っていられない。
10人いたならば、全員が全員、ベンチャー魂を持っているなんて無理です。
その内のひとりふたり、純粋なワーカーもいるわけです。全員が全員、エンスージアストなんてありえない。
質をこなすのと量をこなすのは車輪の両輪なのです。
会社を経営するということは、そのどちらの論理も理解出来ないとダメ。だってどっちも大事だから。
これが、「気の知れた仲間内だけで会社ゴッコをやっているだけ」なのか、「きちんとした経営者としてやっているか」の
境目だと思います。
一言でいうと簡単なことなのでしょうが、実践するのはとても難しいこと。
だからこそ会社を自分でやるってのは、とてもエキサイティングなことなのだ、と思いました。
僕はこれまで長文を書く訓練をしてこなかったので、
これだけ書くだけでもまとまりのない文章になってしまってお恥ずかしいですが、
まあこんな風に感じました。はい。