(注:このブログはもう更新していません)この日記は私的なものであり所属会社の見解とは無関係です。 GitHub: takahashikzn

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最近の適用事例

今月頭に、弊社製品MOD99を適用して頂いた、とある案件のサービスインがありました。
プレスリリース(と言ってもそんな大したものでもないですが)はおいおい出すとして、ひとまず概要だけご紹介します。


実質的な開発期間は今年の6月から8月末までの3ヶ月間。弊社が請け負ったタスクはおよそ90ユースケース
そのうち4分の1ほどはCSVアップロード/CSVダウンロードです。しかも全てのユースケースCSVの項目が異なります。

このようなシチュエーションですと、平均レベルのエンジニアならば1ユースケース(*1)作成するのに1週間は必要な(*2)ところです。
だから90×0.25(人月)なので22.5人月。つまり、普通のやり方で開発するなら2,000万円以上の見積りとなります。
3ヶ月間での開発なので、8人のチームを組まなければなりません。

  • (*1) 1UCあたり平均で4画面(ex: 検索条件入力画面、一覧表示画面、入力画面、完了画面)
  • (*2) 「Struts, JSP, Spring」という最近のWeb開発における標準構成で開発した場合。詳細設計・単体テスト込み。これでもかなり少ない見積をしていると思います。


弊社はこの案件を、実質2名でこなしました。しかも業務仕様がFIXされたのは7月に入ってからというオマケ付きで。
全体の95%のソースを完全自動生成し、リリース後のバグは今のところ0件。
普通なら絶対にありえないクオリティです。これは誇張でも何でもなく真実です。
もちろん、そもそもMOD99に向いている案件だったという話はあるにせよ、ですが。


少々言い方が悪いのですが、

僕が去年、MOD99を開発することを決心した時からずっと確信しているのは、
旧来までの「一山いくらのエンジニアを大量投入する」というビジネスモデルは数年以内に崩壊するということ。


そして、そのかわりに台頭してくるのが自動化ソリューション。
近頃紙面を賑わせる「クラウド」は、言ってみれば自動化ソリューションの一つです。(SaaS、PaaS)


弊社のMOD99はクラウドを中心コンセプトに据えていませんが、
「できるだけコードを書かない」という点では目指すところは一緒だと考えています。


今回の件で、僕は弊社製品MOD99の製品力に増々自信をもちました。
これからもより一層多くの案件にて活用して頂けるよう、鋭意、営業を進めていく次第です。