僕は昔、GNU Emacsユーザーだった。
Emacsってのは依存性のある薬物みたいなもので、
一度Emacsを使い出すと、間違いなくみんなこうなるんだけど、
「何でもかんでもEmacsでやらないと気が済まなくなる」。
コードエディットはもちろんのこと、
メールの読み書き(僕はWanderlustを使ってた)やWebブラウジング(w3m)までEmacsでやってた。
当時、.emacs.el(Emacsの設定ファイル)の長さは2,000行を超えてたハズ。
仕事そっちのけで.emacs.elのカスタマイズばかりやってた(笑)
しかし最近はプロジェクト内での立ち位置が変わったことから、
他のみんなと同じ環境で開発を行うことが多くなり、自然とEmacsは使わなくなったという感じ。
コードエディットどころか、最近はメールもGMailのWebクライアントしか使ってないし、
WebブラウジングもChromeの快適さを知ってしまうと今更テキストブラウザには戻れない。
まあ要するに「軟弱者」になっちまった、というわけ。
EclipseのEmacsモードは使えない。マジで。
ただ、いくらEmcas自体を使わなくなったとは言え、
一度その味を知ってしまった僕のこの指は、Emacs以外のキーバインドを受け付けないのであった。
で、もともとEclipseにはEmacsモードエミュレーションがついている。
でもこれ、結局はいくつかのキーバインドをエミュレーションするだけ。
当然キーマクロはないし、ツースロトークキーもない。
要するに、一度首までドップリEmacsに浸かった人からすると
「中途半端すぎて全く使えない」。
だからXKeymacsとか窓使いの憂鬱とかを入れて、どうにか耐え忍ぶしか無かった。
これまでは。
しかし…今日、こんなものを見つけてしまった。
このEmacs+、どうやら相当Emacsエミュレーション度が高いらしい。
M-xまで実装している模様。これは俄然、期待が高まる。
インストールしてみて
まず、僕がEmacsで重宝していたパラグラフ移動(前/次の文へ移動)があることが判明。
これまでは [Ctrl+P] とか [Ctrl+N] とかでチマチマ移動するしかなかったのだが、これでサクサクカーソル移動出来るようになる。