ウチは会社ですから、会社所有のMacを不特定多数のメンバーで使いまわすことがあります。
昨日から参画した新メンバーへ、何度目かのクリーンインストールを済ませたMacを渡し、iCloudへサインアップさせようとした所、
「これ以上サインアップできません」的なエラーが出て(正確な文言は忘れた)、先へ進めない事態になりました。
サポートへ即電話
なんじゃそりゃ! 困る!!
ということで早速Appleへ事情を説明してみたところ、
「iCloudの利用規約により、同一デバイスからサインアップできるアカウントは3つまでとなっております。申し訳ありませんが、サインアップ履歴をクリアすることはお受けできません」
という回答が来ました。(電話だったのでうろ覚えですが、"3つまで"と言っていたはず)
なお、「そのようなケースは特殊かつ深刻な事情とは言えないので、個別対応はできません」とも言っていましたので、どうやら履歴クリアする仕組み自体はApple内部に存在するものと思われます。
iCloudの利用規約
http://www.apple.com/legal/internet-services/icloud/jp/terms.html
によると、確かに
Appleは、デバイスから作成され得るアカウントの数およびアカウントと関連付けられたデバイス数を制限する権利を留保します。
とあります。『権利を留保』どころか最初から発動しちゃってる感じですが...
その一方で、規約には
本サービスが個人による私的利用を目的として設計されたものであり、
ともあるので、まあ仕方ないかな、という気もします。
とりあえずの回避策
とりあえずの回避策ですが、
『他のAppleデバイスでiCloudへサインアップさせる』
ことで、iCloudを使うことは可能です。
正確に書くと、
『回数上限を超えていない、他のAppleデバイスを使って、AppleIDをiCloudへサインアップさせる。そして、サインアップ拒否されたAppleデバイスでそのAppleIDを使ってiCloudでログインする』
ということです。
また、サインアップ拒否されたデバイスからはAppleIDを新規作成することが出来ないので、Webサイト経由でAppleIDを別途作成しておく必要があります。
試してみたところ、ログイン後は不具合もなく普通に使えました。
これって、中古Macの価値に影響するのでは?
とある人がどこからか買ってきた中古のMac。
「やったー初めてのMacだー!わーいわーい」
しかし…そのMacは既に、元の所有者によりiCloudサインアップ権が使い果たされた後だったのです!!
iCloudへサインアップできない!ギャー!!!!
iPhoneもiPadも持ってない〜どうにもならない〜
…という事態が発生するわけです。これってどうなんでしょう。
いくら無料のサービスとは言え、この制限はキツすぎるのでは。
正規品の購入であることを証明すれば、制限解除できる方法を提供しても良いのでは?
AppleStore持ち込みとか書面とか、そういう回りくどい手段でもいいので。
iCloud無しじゃ、Appleデバイスの価値が半減してしまいますよね。
いまさらiMessageが使えないとか、電話帳やメモの同期を手動でやるなんて
面倒くさくてやってられないです。僕は。
皆さん、
貴重な回数を無駄にしないよう、iCloudへのサインアップは慎重にやりませう。